「全建メールマガジン」第23号(2008年11月21日)  配信
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 11月に入り朝晩の冷え込みが厳しくなっております。各地で紅葉が着実にす
 すみ、すでに見頃を過ぎた地域もあると思いますが、紅葉狩りに出かけた方
 も多いのではないのでしょうか。きれいな紅葉には、「昼夜の気温の差が大
 きい」「湿気が少なく乾燥している」などの条件が必要とのことです。秋深
 まる山々で、季節の移り変わりを体感してみるのはいかがでしょうか。
 それでは「全建メールマガジン」第23号をお届けします。 
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■≪目次≫
 ◆トピックス
 ◆機関誌「月刊建設」11月号から
 ◆建設関係施策等の情報‐‐国土交通省など行政機関の報道発表等から‐‐
 ◆建設関係資格試験情報
 ◆本会の出版物から
 ◆第24回ヨーロッパ公共施設調査団参加募集について!
 ◆第543回建設技術講習会(アセットマネジメントと公物管理の課題)寸描 
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◆トピックス
○平成19年度における国が行う随意契約の見直し状況フォローアップについて
 10月28日に開催された「公共調達の適正化に関する関係省庁連絡会議」にお
 いて、国土交通省を含め、国全体の平成19年度における随意契約の見直し状
 況に関するフォローアップの結果が取りまとめられましたので、お知らせい
 たします。
 ※発表内容は http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo05_hh_000013.html

○「国土交通省直轄工事等契約関係資料」の公表について
 国土交通省では、公共事業の発注者としての説明責任の向上を図るため、毎
 年、直轄工事等の契約関係資料の公表を行っております。
 10月27日に、平成20年度版(平成19年度実績)について取りまとめを行いま
 したのでお知らせいたします。
 ※発表内容は http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo06_hh_000016.html

○新潟県中越大震災復興記念碑の建立
 平成20年11月11日(火)、長岡市山古志の旧山古志村役場の緑地で国土交通
 省北陸地方整備局など関係機関参加のもと、新潟県中越大震災復興記念碑の
 除幕式が執り行われました。
 ※詳細は http://www.zenken.com/topics/2008_11/2008_11.html#yamakoshi
  
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◆機関誌「月刊建設」11月号から
○巻頭言 鳥取新時代の実現を目指して
                        鳥取県知事 平井 伸治
 青く澄み渡る日本海、緑豊かな山々。鳥取県は豊かな自然に囲まれています。
 こうした環境の中で、二十世紀梨をはじめ、数々の農産物が生産され、松葉
 ガニやマグロなどの新鮮な海の幸が水揚げされます。去る8月29日、ついに
 「食のみやこ鳥取プラザ」が東京・新橋にオープンしました。食のみやこ鳥
 取プラザは、鳥取県の魅力を情報発信しながら、鳥取県の旬の農林水産品、
 加工品の販売や県産素材を活かした料理の提供を行うアンテナショップです。
 オープニングセレモニーでは、「ゲゲゲの鬼太郎」の産みの親である境港市
 出身の水木しげる先生などによるくす玉割が行われ、鬼太郎やねずみ男、リ
 アルこなき爺が会場を盛り上げました。(以下略)
 ※続きは http://www.zenken.com/kikkansi/vol_52/vol_52.html#11

○巻頭言 予定価格制度とコスト管理
    東京大学大学院 工学系研究科 社会基盤学専攻 教授 小澤 一雅
 公共調達を取り巻く環境は、大きく変化している。予定価格を大きく下回る
 低価格の入札が発生するだけでなく、応札者の不在や予定価格を上回る入札
 のため不調不落となる案件も増加している。いわゆる指名競争入札から一般
 競争入札の時代を迎え、公共工事の市場の中で、応札者が案件を選択できる
 ようになった。魅力的な案件には、多数の応札者が集まり、逆に、リスクの
 大きい案件には、応札者が集まらない。総合評価方式を導入する案件が増加
 し、従来の積算・見積もりに加えて、技術提案を求めて評価するためのプロ
 セスが発注者に、高得点となる技術評価点を勝ち取るための提案を作成する
 ためのプロセスが応札者に付加され、入札のために負担するコストが甲乙と
 もに大きくなっている(以下略)
 ※続きは http://www.zenken.com/kikkansi/vol_52/vol_52.html#11

○特集 コスト構造改善の推進
 (目次)
 ・公共事業のコスト構造改善の推進について
 ・保全業務支援システム(BIMMS−N)について
 ・「情報化施工推進戦略」の策定について
 ・新たな「水産関係公共事業コスト構造改善プログラム」の策定について
 ・経済的な防波堤断面構造の開発について
 ・葛城地区における構造物撤去に伴う個別指定制度を活用したリサイクルの
  取り組み
 ・大阪北共同溝交野寝屋川地区工事のコスト縮減について
 ・海岸災害復旧事業におけるコスト縮減について
 
○編集後記
 今回の特集テーマは「コスト構造改革の推進」でした。今年の3月に公共事
 業のコスト改善プログラムが改定されたため、プログラムの内容や地域にお
 ける取組など8編を紹介しました。公共事業のコスト縮減に政府をあげ取り
 組むようになったのは「公共工事コスト縮減対策に関する行動計画」を平成
 9年に策定したのが始まりで、その後計画改定毎にコストの概念と取り組み
 が拡げられ、公共事業のあらゆるプロセスの見直しを進めてきました。その
 後十数年が経過したわけですが、この間の公共事業をとりまく環境が大きく
 変化したことはいうまでもありません。公共投資予算の大幅な減少や品質問
 題などの分野特有の課題のほか、人口減少への転換、国際競争力低下や地球
 温暖化問題の懸念、食料・資源問題の顕在化、金融不安など枚挙に暇があり
 ません。いわば、産業全体や国民生活を取り巻く社会全体が変化し、不安定
 性や不確実性も大きく増しているように思えます。このようななかで、良質
 な社会資本を安定的に供給するシステムを構築していくためには、コスト縮
 減を発展させた新たな価値基準を確立すること、さらに社会との共通認識と
 することは喫緊の課題と思えます。今回の新プログラムでは、VFM最大化
 を重視し、価値を最大化するためにコスト構造を最適化するとの考え方を取
 り入れられています。そのような新プログラムの戦略を十分に理解して、社
 会に喜ばれる公共事業を展開していきたいところです。
 (副委員長 安原 達)

 ※「月刊建設」11月号の詳細は
    http://www.zenken.com/kikkansi/vol_52/vol_52.html#11

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◆建設関係施策等の情報
 このコーナーでは国土交通省及び地方自治体の報道発表資料等から、いろい
 ろな建設関係の施策等について、情報をお届けします。

○環8に唯一残る踏切の遮断時間が約4割減少
                                東京都
 東京都が京浜急行(株)と進めている京浜急行本線及び同空港線連続立体交
 差事業において、平成20年5月18日に京浜急行本線上り線の踏切付近約 800
 メートルを架設高架橋に切り替え、立体化しました。
 この程、立体化による以下の効果が発表されました。
 ・環状8号線の踏切では、1日当たりの遮断時間が4割減少し、1回当たり
  の最長遮断時間も6割減少しました。
  また、「開かずの踏切」状態が解消しました。
 ・環状8号線では、踏切付近において発生する最大渋滞長が約5割減少し、
  自動車の平均走行速度も約2割向上するなど、交通渋滞が緩和されました。
 ・環状8号線の踏切に近接する6つの踏切では、自動車交通量が約4割減少
  しました。  (以上 要旨)
 ※詳細は http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2008/10/20iaf300.htm

○出発時刻アドバイザー
                                埼玉県
 埼玉県とHonda は、道路を安心して快適に走行できる空間とするために、そ
 れぞれが保有する道路交通に関するデータを、相互に交換し有効活用するた
 めの「埼玉県とHonda の道路交通データ提供に関する協定」を締結しました。
 埼玉県ホームページの「埼玉県の道路」の「出発時刻アドバイザー[体験版]
 」をクリックすることにより、利用者が設定した情報を基にルート情報(出
 発推奨時刻、予測到着時刻、予測ルート、予測所要時間など)をWeb上で算出
 する機能を体験できます。 (以上 要旨) 
 ※詳細はhttp://www.pref.saitama.lg.jp/A08/BI00/main/saitama-doro.html

--------国土交通省報道発表等から--------
○10月31日 「歴史まちづくり法」が施行し、同法に基づく市町村計画の認定
 基準となる基本方針を公表します
            国土交通省 都市・地域整備局 公園緑地・景観課
 城、神社などの歴史的な建物や町屋、武家屋敷などのまちなみと、祭礼行事
 等の歴史や伝統を反映した活動といった地域の歴史的な風情、情緒を活かし
 たまちづくりを国が支援する「歴史まちづくり法(正式名:地域における歴
 史的風致の維持及び向上に関する法律)」が11月4日に施行します。また、
 同法に基づいて市町村が作成する歴史的風致維持向上計画の国の認定基準と
 なる基本方針を、同日付の官報で公表する予定です。(以下略)
 ※発表内容はhttp://www.mlit.go.jp/report/press/city10_hh_000018.html

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◆建設関係資格試験情報
○資格ワンポイントコーナー
 12月は環境社会検定試験が実施されます。本試験は、商工会議所が主催する
 環境に関する検定試験で、通称eco検定(えこけんてい)と呼ばれ、2006年
 10月に第1回試験が実施された比較的新しい資格制度です。 
 試験概要は、自然環境、社会・経済との関係、時事問題など、幅広い分野の
 環境問題に関する基礎知識が問われます。
 ※詳細は東京商工会議所http://www.kentei.org/eco/index.html

○技術試験合格体験記
 本会HPでは、技術系公務員の方々の資格取得体験記を掲載しています。こ
 れらを参考にして、資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。
 ※詳細は
    http://www.zenken.com/sikaku/taiken/taiken2008/taiken_200804.html
 
○資格試験に役立つ参考書等の技術図書斡旋割引について
 毎年本会では、資格取得に役立つ参考書や様々な技術図書を機関誌「月刊建
 設」5月号で紹介しています。
 なお、本会HPにて、全建会員を対象にした技術図書割引斡旋サービスの頁
 を掲載しておりますのでご覧下さい。
 ※詳細は
    http://www.zenken.com/service/gijututosho/2008gijututosho.html

 ※主な建設関係資格試験の一覧は
  http://www.zenken.com/sikaku/H20_sikaku.html

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◆本会の出版物から
○0.3秒60点の世界「幸せ多い国づくりへの実践」(福田昌史著)販売中!
 建設技術者の現場での「意思決定のプロセス」は教科書に書かれていない。
 本著は実際の経験に基づいた「実学としての公共経営学」であり、産学官
 を問わず全ての建設技術者に自信と勇気を与える人生訓である。
                         東京大学 小澤 一雅
 ※図書一覧は
  http://www.zenken.com/syuppan/ippantosyo/ippantosyo.html#wagakokudo
 ※購入のお申込み方法は
  http://www.zenken.com/syuppan/syuppan.html#KOUNYUU

○2009年全建手帳申込受付中!
 定価 500円(税込) 
 別途送料がかかります。
 ※商品についてのご注文、お問合せは、本会企画課までお願いします。
  TEL:03-3585-4546 FAX:03-3586-6640  

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◆第24回ヨーロッパ公共施設調査団参加募集について!
 調査期間 平成21年1月24日(土)〜31日(土) 8日間
 調査費用 正会員・特別会員・賛助会員 539,000円(燃料サーチャージ含む)
      非会員 569,000円(燃料サーチャージ含む)
 募集人員 35名(最少催行13名)
 申込期限 11月21日(金)まででしたが、追加募集中!
 ※詳細及び募集要項は
  http://www.zenken.com/kensyuu/kaigai/yo-roppa.html#dai24

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◆第543回建設技術講習会(アセットマネジメントと公物管理の課題)寸描
 10月22日〜24日福島市で開催した講習会に、全国から 449名の参加がありま
 した。
 ※その様子は
  http://www.zenken.com/zk_mm/kensyuu_sunnbyou/H20_543/H20_543.html

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≪編集後記≫
 早いもので今年も残すところあと40日余りになりました。このところ11月と
 は思えない暖かい日が続いておりましたが、明日からの三連休は気持ちのい
 いお日様さまのなか出かける方も多いのではないでしょうか。連休が終わる
 とまもなく師走です。忙しくなる方が多いと思いますが、日増しに寒さも厳
 しくなるので、無理をせず体に気をつけて今年を乗り超えましょう。(み)
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