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本協会名誉会長 山内一郎氏には、平成17年3月6日、急性心不全のためご逝去(享年92歳)されました。
山内氏は、昭和11年、大学をご卒業後、直ちに当時の内務省に入省、建設省河川局防災課長、河川局長、技監等を歴任、昭和40年、建設事務次官を最後に官界を退き、政界に転じられました。同年、参院議員(全国区)に初当選、平成元年まで、4期24年、国会議員を務められ、その間、昭和55年〜56年には郵政大臣として重責を果たされるなど、国政の進展に貢献されました。
本会に関しては、建設省在職時に、本会運営委員会副委員長(現在、理事会・副会長)、監事等としてご活躍、昭和41年5月には、前理事長小沢久太郎氏の後任理事長(現在、会長)に就任され、平成12年6月に名誉会長に就かれるまでの間、実に34年の長きにわたり、建設行政組織の整備、建設技術の発展、技術者の地位向上、関係諸施策の推進等、諸事業に積極的に取り組まれるとともに、本会の財政や組織など、基盤の拡充をはじめ運営全般に渡りご尽力され、多大な貢献をされました。
このように、山内氏は、国土交通行政の推進、建設事業及び技術の進歩発展、建設関係技術者の地位向上のために、生涯を通し、変わらぬ情熱を注がれた建設技術者であったと申せましょう。
生前の長きにわたるご指導、ご厚誼に感謝し、謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます。
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