No.203  平成13年12月3日

建設産業の再編の促進に関する検討委員会 中間とりまとめ
−建設産業の再編の促進に関する検討委員会−

 平成13年5月に企業連携による建設産業の再編促進、市場原理に沿った発注の導入等を含めた建設産業の再編の促進に向けた施策について検討するため、建設産業の再編の促進に関する検討委員会(座長 金本良嗣氏・東京大学大学院経済学研究科教授)は、平成13年10月、本検討委員会としての中間とりまとめを行った。
 中間とりまとめの概要は、次のとおりである。

1.はじめに
 建設産業は、建設投資の低迷、建設業者数と建設投資のバランスの崩壊など市場の大きな構造変化の中で、厳しい経営環境に直面している。本年4月の緊急経済対策においては、特に建設産業に関して、再編に向けた市場環境の整備を進めることとされたところである。
 今回の中間とりまとめは、本検討委員会でのこれまでの協議、検討を踏まえ、建設産業の再編に関する基本的な考え方と当面講ずべき措置について、今後の検討課題の提起とあわせ、中間とりまとめを行うこととしたものである。

2.建設産業の再編の促進に関する基本的な考え方

3.当面講ずべき措置
 (1)大規模工事における履行保証の引き上げ
 (2)特定JV工事への履行保証割合の導入
 (3)企業の信用力に応じた前払金保証料率の設定

4.今後検討すべき措置
 (1)入札参加時点における技術力・経営力のある企業の選別
 (2)下請企業の保護のための保証制度の導入
 (3)持株会社等を活用した経営統合への支援方策
 (4)特定建設業許可への自己資本規制の導入等
(出典 国土交通省総合政策局建設業課)


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