■第523回建設技術講習会(災害復旧)〜現場研修事業の概要


第523回建設技術講習会 現場研修事業の概要

1 湯浅広港津波防波堤整備事業……………………………………………………有田郡湯浅町湯浅広港沖
 湯浅広港は、湯浅町と広川町にまたがる港湾で、地形的に湾奥部に位置するため過去に甚大な津波被害を受けてきた地域です。
 県では、昭和南海地震規模の津波や第二室戸台風規模の波浪から港の背後地域を守り、港内の静穏さを確保するため、入り江の港へ押し寄せる津波を塞ぐ形で、北側に全長450m(幅10.0〜10.4m)、南側に全長400m(幅7.3〜8.6m)の2基の津波防波堤を建設中です。
 完成予定年度は2010(平成22)年度です。
 
 

2 阪和自動車道(近畿自動車道紀勢線)建設事業………………………田辺市稲成町〜日高郡みなべ町
 紀伊半島の沿岸は、日本でも有数の水産業が盛んな地域として有名です。しかしながら、その半島の性格上、道路網の整備が遅れており、和歌山〜新宮間の所要時間は、現在3時間以上の状況です。
 高速道路網の整備による災害や救急などの緊急時通行ルートの確保は、安心できる暮らしという意味においても欠かせない条件となっています。
 阪和自動車道延伸は、京阪神と紀南を結ぶ幹線道路として、輸送時間の短縮や一般道の混雑緩和を図り、地域相互の産業、文化、観光の振興と発展に寄与することを目的とした高速道路網の整備事業です。
 
 



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