■第494回建設技術講習会(活力と魅力ある地域づくり)〜現場研修の概要


第494回建設技術講習会 現場研修事業の概要について

1 金沢城公園整備事業………………金沢市丸の内地内
 金沢城址周辺は、石川県民にとってかけがえのない歴史的分化遺産であり、特別名勝「兼六園」と一体となった県都金沢のシンボル空間です。金沢城公園は、この県民共有の財産を早期に解放するとともに永く後世に伝えるため、また、都心部の新たな活力を生み出すための都市公園として事業を進めている。
 整備方針としては、貴重な緑を保全しながら、江戸後期の城郭の地割りを基に、史実を尊重して公園を整備します。また、菱櫓など歴史的建造物の復元により、往事の城郭の雰囲気が感じられ、歴史を偲べる公園として整備をすることとしている。

2 地域高規格道路・金沢環状道路山側幹線(鈴見新庄線)整備事業
…………………………金沢市田上本町〜野田町地先
 金沢の幹線道路の形態は、城下町特有の都心部から放射状に延びる拡散型放射状道路網です。これに起因する都市内道路における交通渋滞の問題は、最大懸案のひとつであり、その解消のため、環状型幹線道路網の整備を推進しています。これが完成することにより、都心部通過車両の分散を促し、交通問題の解決に大きな前進をもたらします。
 山側幹線は、都市計画道路今町鈴見線(金沢東部環状道路)や都市計画道路鈴見新庄線などからなり、海側幹線と併せて金沢都市圏の外環状道路を形成する重要な幹線道路です。
 ・金沢市の都心部において、通過交通が排除され交通渋滞の緩和が図れる。
 ・金沢市南部から都市部を通らずに北陸自動車道月浦I.Cにアクセスできる。
 ・津幡町方面から加賀産業開発道路に直結される。
 ・小立野台地で分断されていた犀川河岸や寺町台地区と浅野川河岸地区とが連結される。
など、金沢都市圏における交通環境が飛躍的に向上することが期待されている。

3 小松駅付近連続立体交差事業/小松駅東西土地区画整理事業
…………………小松市八日町〜日の出町地先
 小松市は、JR北陸線により市街地が東西に分断され、均衡ある都市の発展が阻害されています。これを解消するため小松駅付近を連続立体交差化し、機能的で安全な交通体系を整備するとともに、併せて駅東・駅西土地区画整理事業を進め、駅周辺の一体的な都市基盤整備を進めている。
 当日は、こまつ芸術劇場にて説明ビデオを上映する。


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