■第488回建設技術講習会(施工の管理・検査と工事の安全) | 〜現場研修の概要 |
1)小布施町ゆう然楼周辺町並修景事業……………小布施町小布施地先他 北斎館をはじめとする美術館群と、老舗を誇る栗菓子店や土蔵造りの民家など、歴史的景観をとどめているゆう然楼周辺は、住む人にうるおいと活力を、地域には文化シンボルとして愛され、訪れる人には感動と余韻を味わっていただけるまちづくりをと、住民と町が協力して進めてきています。 葛飾北斎が滞在し、小布施の文化サロンとなった高井鴻山の隠宅「ゆう然楼」を町が譲り受け、記念館として昭和58年に公開しました。 その間、周辺の皆さんからこの一帯は、地域の特性を活かしたまちづくりを進めるべきであるとの提言があり、関係者で協定を結びました。これにより、住民と町がお互いに役割を分担し合って進める小布施方式ともいえる町並み修景事業が始まりました。 町並み修景事業では、住む人の居住環境の改善を第一に考え、関係者が何十回となく話し合いを行いました。その結果、日当たりや風通しが悪く、車の騒音に悩まされていた民家は、奥の土地へ移転し居住環境が良くなりました。金融機関や店舗等は、ゆったりとした駐車スペースが確保でき、広くなった歩道には特産の栗の木の角材を敷き、くつろぎの歩行者空間を確保することができました。 周辺は、歴史風土と現代の建築技術が融合して再構築された、うるおいの居住空間へと生まれ変わりました。 |
2)エムウェーブ(多彩な夢をかなえる21世紀のアリーナ)……………長野市北長池地先 「エムウェーブ」は、木造吊り屋根構造による世界最大級のアリーナとして、可動スタンドや大型人工芝巻き取り装置などをとりそろえ、使用目的に合わせた幅広い利用ができるように設計されています。冬期は世界を代表するアイススケートアリーナとして、夏期は多彩なスポーツ・娯楽・文化・イベントに対応したアリーナ空間として、さまざまな夢をかなえるステージです。 |
3) 南長野運動公園整備事業(長野オリンピックスタジアム)……………長野市篠ノ井東福寺地先 花びらをイメージしたスタジアムは、南長野運動公園の中で野球場など多目的競技場として整備した施設で、オリンピック大会時には、開閉会式場として使用されました。 |
4) 県道長野真田線道路改良事業……………長野市小島田町地先 県道長野真田線は、上信越自動車道長野インターと長野市街地を結ぶ幹線道路です。現道が、2車線のため交通渋滞が頻繁に発生しており、この渋滞を解消するため、平成15年度より4車線のバイパス工事を行っています。 |
|