主催:(一社)全日本建設技術協会    後援:国土交通省(予定)

平成29年度 実地研修会(八ッ場ダム・品木ダム)日程
〜多目的ダムの建設事業(骨材の製造からダムコンクリートの打設まで)と酸性河川中和事業〜

 八ッ場ダムは、利根川水系の上流ダム群とあいまって下流の洪水被害を軽減し、また水資源の有効利用と首都圏の都市用水の開発など、治水及び利水上きわめて重要な目的を持つ多目的ダムです。
 品木ダムは、日本で初めて中和事業を実施した施設で、酸性河川に石灰乳液を投入し、河川の中和を図っています。また中和する際に発生する生成物を沈殿させるための施設として、品木ダムが建設されました。この中和事業により、死の川といわれていた吾妻川に生き物が生息できるまでになりました。
 今回の実地研修会は、多目的ダムの建設をダムコンクリートの製造過程、そしてダム堤体のコンクリート打設までの流れと酸性河川の中和事業を視察することにより、ダム建設の技術等について学びます。

会場……

前橋さくらホテル 2F「紫雲」
〒371-0023 群馬県前橋市本町2-16-1 TEL027-220-1818


開場14:00   1日目 平成29年8月28日(月)【聴講】 (敬称略)
15:00

16:00

八ッ場ダムの建設について

国土交通省関東地方整備局
八ッ場ダム工事事務所 副所長

由井 修二

16:10

17:10

品木ダムの酸性河川中和事業について

国土交通省関東地方整備局
品木ダム水質管理所 所長

竹内  実

17:30

19:00

「参加者同士の交流会・講師との意見交換会」<希望者のみ 会費2,000円>
前橋さくらホテル 2F「青雲」

集合 7:20〜     2日目 8月29日(火)【現場研修】  

前橋さくらホテル前(7:30)出発
【八ッ場ダム視察】
 → 「道の駅」八ッ場ふるさと館にて専用バスに乗り換え → 骨材プラント(下車説明(「メモリーストーン(注)」作成))
 → ダム右岸天端より全体説明(下車説明) → 本体打設現場(運搬・打設設備(ダムサイト))(下車説明)
 → 「道の駅」八ッ場ふるさと館(昼食)(吾妻郡長野原町)
【品木ダム視察】
 → 品木ダム水質管理所【中和事業概要説明…中和工場内視察…石灰乳液投入口 等の視察】(下車説明)
 → 品木ダム【中和生成物の沈殿池、沈殿した生成物の浚渫事業 等】(下車説明)
 → JR高崎駅(17:30)着後解散

(注)「メモリーストーン」とは
ダム堤体のコンクリートの材料となる骨材に見学者等が記念の寄せ書きをしたものを、ダム堤体に埋め込み、堤体の一部とする。

※天候により上記視察箇所が変更になる場合があります。
※時刻は道路混雑等の交通事情により多少超過する場合もありますので予めご了承ください。
                全建CPD(継続教育)制度認定プログラム 【聴講】2単位、【現場研修】4.5単位(予定)