主催:(一社)全日本建設技術協会 後援:国土交通省 |
八ッ場ダムは、利根川水系の上流ダム群とあいまって下流の洪水被害を軽減する多目的ダムで、水資源の有効利用と首都圏の都市用水の開発など、治水及び利水上きわめて重要な施設となっています。 品木ダムは、日本で初めて中和事業を実施した施設で、酸性河川に石灰乳液を投入し、河川の中和を図っています。また中和する際に発生する生成物を沈殿させるための施設として、品木ダムが建設されました。この中和事業により、死の川といわれていた吾妻川に生き物が生息できるまでになりました。 火山噴火による歴史的な遺構(鬼押出し)は、1783年の浅間山噴火の際に爆発的に噴き上げられた火砕流が積もり、膨大な量の溶岩が風化し形成された奇勝地で、日本のポンペイとも称され非常に珍しい地形を作り出しています。なお、浅間山は現在も活発に活動しており、砂防堰堤の建設等が進められおり、緊急時には火砕流による被害を軽減するための災害対策事業を実施しています。この日本でも貴重な地形は、現在も日本の火山活動に関する様々な研究において重要な遺構となっています、 今回の実地研修会は、多目的ダムの建設事業と酸性河川の中和事業及び浅間山の噴火による遺構を視察することにより、技術職員としての現場力の向上をはかり、知識と知見を深めることを目的に実施します。 |
平成27年9月25日(金) |
木屋駐車場(JR高崎駅西口徒歩約10分)(7:30)集合出発 |
※天候により上記視察箇所に変更が生じる場合があります。 |