■第16回ヨーロッパ公共施設調査団

〜公式訪問先概要〜

ボタン 自然環境と街づくり(カールスルーエ市公園局)
 カールスルーエ市(人口約28万人)は、ドイツ南西部、バーデン・ビュルテンベルク州北西部のライン川に接する地方中心都市で、 バロック期の都市計画が世界的に知られています。
 同市では、滞在自然植生図や各種動植物分布図を作成、市街地を囲む自然状態に近い森林や湿地等を自然保護地域や景観保護地域に しています。このような公共緑地を核に生態的基盤にたった街づくりが、市民の理解と協力をもとに進められています。
 同市における景域計画(Landshaftsplan)、自然の保全・復元(ビオトープ)等について説明を受け、これらの主要な施設を視察します。

ボタン テムズ川沿川再開発(ロンドン・サザーク区)
 イギリスは、2000年を機に文化国家へ生まれ変わることをねらいとし、関連事業費の総額約40億ポンドをかけて「ミレニアム・プロジェクト」 を推進しています。
 ロンドン・サザーク区のミレニアム・プロジェクトは、バンクサイドの再開発です。これは、観光施設の整備、交通網の整備の2つを柱と した、ビジネス・レジャー・観光エリアとしてのバンクサイドの復興を賭けたプロジェクトです。
 これらの再開発プロジェクト及び住民対応について説明を受け、これらの主要な施設を視察します。

ボタン 環境に配慮した新都市計画(サン・カンタン・アン・イヴリーヌ地区)
 サン・カンタン・アン・イヴリーヌは、パリ周辺に計画された5つの新都市の1つで、パリの西南西30qに位置します。温和で自然発生的な 都市づくりが特徴です。
 この新都市の開発においては、森の中心部から始められ、自然を重視しつつ、徐々に経済や文化の中心を形成していきました。特に、環境に配慮した新都市開発の典型となっています。
 これらについて同センターを訪問し、新都市開発の状況について説明を受け、同都市を視察します。



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